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コラム


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 またも家の中から面白い古本を見つけた。「トリノ聖骸布の謎」(1995年)である。キリストの遺体を包んだと言われる布にキリストの全身像が写っている聖骸布の話は、最近もテレビの特集番組で観た。現在もどうやって写した(描いた)のか不明だとのことだった。さて25年前には何が語られていたのか、ワクワクしながら読んでみた。

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 歴史的価値のある古書などではない。文字通り「古い本」が我が家には沢山ある。断捨離の一環で一気に捨ててしまおうと思ったこともあるが、スライド式の本棚はびくとも動かず、本が詰め込まれたプラスチックの収納ケースを持ち上げる体力もなく、そのままになっていた。最近(目と腰の不調の原因ともなる)パソコン漬けの生活にも飽き、ぼんやりと背表紙を眺めていたら、結構面白そうな本があることに気づいた。

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 学生時代から英語が苦手だった。大学入試の模擬試験で、必死で考えて選択した解答の正答率がランダムに選んだ場合よりも低かったときは、勉強する気を失った。それでも、何とかすり抜けて大学を卒業し、社会人になることができた。しかし、試練はそれからだった。

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 毎年、11月初旬の連休前後に、一人旅をすることにしている。今年は、山形に1泊、仙台に1泊のホテルを取り、各々の土地の周辺を巡ることとした。山形から仙台までは仙山線を使い、その前後は新幹線を利用した。今年の目玉は、仙山線の旅である。

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 毎朝、1時間以上のウォーキングを続けている。コースのバリエーションは増え、数年前まで愛犬と散歩していた道も加わった。早朝に出会うのは中高年が多い。自転車に乗っている人も結構いる。散歩ではなく仕事、あるいは家庭菜園にでも行くのか。私から挨拶することはしないが、挨拶されれば必ず返すことにしている。

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 日経ビジネスの2019年10月14日号の特集は「トヨタも悩む新50代問題 もうリストラでは解決できない」だった。最初に「働かない50代」の調査結果が示される。続いて、「目覚める中高年」を作るための各社の取り組みが書かれている。役職定年後の働き方や50代抜擢、定年廃止などである。次に、働く人の側からの取り組み事例としてキャリア再考、学び直し、副業の事例が挙げられる。

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 暇ができると、何か読む本はないかと本棚を眺める癖がついた。読書が趣味だった亡き夫の遺した本には、今読んでも面白いものがある。その中に、明らかに自分が購入した新書を見つけた。「団塊格差」(三浦展著、文春新書 2007年3月発行)である。2007年と言えば、我々団塊の世代が60歳に差し掛かかろうとする時である。本書は、団塊世代2000人全国調査のデータを分析し、「格差」と言う視点でまとめたものである。調査は前年に行われただろうから、13年前の我々世代が何を考えていたのかわかるはずである。移動中に読むのに最適だとバッグに入れて家を出た。

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 もう50年以上前、私が20歳の時である。中学時代から文通していた女友達から最後の手紙が届いた。親が決めた地元の人と結婚することになったので、もう手紙は寄こさないでくれ、という文面だった。就職して2年目の夏、有給休暇を使って南九州を旅した。ユースホステルと国民宿舎を利用する旅で、同年配の若者たちと多く出会った。同室になった会社員の女性二人組とはすぐ仲良くなった。「結婚したらもう旅行などできないので今の内に色々なところに行っておきたい」と言っていた。その後私が結婚したとき、夫の親戚から「実家に頻繁に帰るお嫁さんは問題が多い。あまり実家に帰らないように」と言われた。いずれも、私にとっては珍しい話ではなく、当時の女性たちのよくある言葉にすぎなかった。私の世代では、結婚すること、子供を産むことは当たり前であり、結婚したら自分の自由というものは無くなる、というのが常識だった。

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 近所にもう何十年も空き家になっている住宅がある。建ったのは我が家より少し前のはずだから築45年といったところだろうか。年々朽ちていく様子が見える。家というものは人が住まないとなぜこのようになるのだろう。我が家はそろそろ築43年になる。子供たちが巣立って10数年、夫が亡くなって4年半、私が一人暮らしをしているこの家も見えないところで朽ちてきている。

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 最近の私は、「怒り」を忘れてしまったようである。勿論、世の中には理不尽なことが多くあるのは認識している。しかし、それを見聞きした時「怒り」よりも「悲しみ」を強く感じてしまう。例えば、親に殺された幼い子供が書いた「ごめんなさい。もうゆるして」という文章をテレビで繰り返し流されると、すぐにチャンネルを変えてしまう。そのときの感情は、殺された子供の親への怒りよりも、そのようなことになってしまったことに対する悲しみの方が強い。これは何もしてあげられない自分の無力さに対するものでもある。

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 数年前から「料金未納のため訴訟を起こされている」のハガキが届くようになった。文面は少しずつ違っていて、問い合わせ先の組織名は様々であるが、趣旨は同一である。要するに、裁判にならないようにするには下記の連絡先に電話しろ、ということである。最初はびっくりして、ネットで検索した。思った通り詐欺だった。それ以降は、同じようなものが来てもゴミ箱に入れていた。詐欺グループは複数あるらしく、1日に2通も来たことがある。しかも詐欺ハガキを大量生産するためインクが切れかけたのか、かすれて読めないものまで送られてきた。電話帳とプリンタさえあればできる詐欺なのだろうが、ハガキ代だってばかにならないだろうに、と呆れる。

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 週の内の大半は「仕事場」に籠ってパソコンに向かっている。最近はRaspberry Piで画像処理をしようとして落とし穴にはまり、2週間も抜け出せなかった。パソコン用の眼鏡を使っていても、当然目は疲れる。4か月前に苦しんだ腰痛の再発を恐れて幅広のゴムのサポーターは常に付けたままである。しかし、今度は腕の付け根が痛み出した。さらには足がパンパンにむくむようになった。身体を動かさなければならない。スポーツ嫌いの私にできることと言えば、ウォーキングしかない。

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 日経ビジネス2019年8月26日号の「できる若手がなぜ辞めた」という特集記事において、AIの力を借りて社員の離脱防止をするという話題が出ていた。そこに、離職兆候をAIで検知するシステムKIBITが紹介されており、離職リスク判定事例として「面談が必要」と判定された文(A)と「面談は不要」と判定された文(B)が並んでいた。驚いたことに、いずれもこれまでよく見かけていた文章だった。

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 一年中が夏休みみたいな生活になりつつある71歳の私でも、夏休みはウキウキする。この夏は「仕事場」に籠ってRaspberry Pi(ラズパイ)で大いに遊んでやろう、Pythonの勉強もしっかりやるぞ、などと張り切っていたのはほんの1か月前である。しかし、そこには大きな落とし穴があった。そもそも「仕事場」にはネット環境がない。wifiが使えないのである。であればwifiの契約をすればいいだけではないのか、と誰もが思うところだが、無駄遣いが嫌いな「ケチケチ婆さん」の私は、それをせずにiphoneのテザリングで乗り切ってきた。少なくとも7月までは。しかし8月はその思惑が外れてしまった

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 父の誕生日が過ぎた。生きていれば101歳であるが、97歳で他界している。父は90歳近くまで技術者として働いていた。勤めていた会社がローカルなテレビ番組で取り上げられたとき、父が大きなパソコンの前で操作をしている映像が一瞬映ったが、誰も90歳近い老人だとは気づかなかっただろう。(番組自体は新技術開発を取り上げたもので、高齢者の就業問題は関係なかった。)80代の頃は、遠隔地の工業製品展示会において、機械の設置から説明員まで一人でこなしていた。

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 Raspberry pi 3 B+(ラズパイ)でもう少し高度なこともやってみようと、カメラで撮影した画像の分析に挑戦することにした。人の画像の顔認識や、動くものの検出などができることが目標である。まずは、動画の画像処理のプログラム(SimpleCV)を(ちょっともたついたが)インストールした。ところが、肝心のカメラが認識されない。これまで、孫たちの動画など撮影して楽しんでいた「正規品のカメラモジュール」である。接続するのが結構難しくよく外れるので、扱いには苦労していたのだが、きちっとはめているはずなのになぜだろう。こちょこちょと触っていたら、悲劇は突然訪れた。

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 家族だけで写真や動画を共有するSNSをしている。先日も可愛い動画がアップされた。歌を歌ったり、お絵かきをしたりしている幼子の周りを背後霊のようにうごめいている、やせこけた婆さんは私の母?祖母?そんな訳はない。私だ。そう気づくまでに一瞬時間がある。それだけ、今の私は母にも祖母にもよく似ている。年齢を重ねるにつれ、ますます同じに見えてくる。そして私に続くのは、2人の娘たちと2人の孫たち。全て女性である。

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 70歳まで50年近くフルタイムで働いてきたが、ようやく自由な時間が取れるようになった。今幸せに感じることは、ずっと3時45分に設定されていた目覚まし時計を使わずに寝ていられること、そして、テレビを好きなだけ観ていられることである。それが分かっているのか、我が家のポンコツテレビは最近調子がよく、以前のように叩かないとつかないということがなくなった。

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 北千住駅(東京都足立区)にはJR常磐線、つくばエクスプレス、東京メトロ日比谷線、東武伊勢崎線、東京メトロ千代田線が乗り入れている。ルミネ側の改札口から下り方向を見たときに、一番左側に常磐線、その右隣りにつくばエクスプレスがある。私の頭の中ではこの順番がしっかりと刷り込まれていた。ある日、つくばエクスプレスの「八潮駅」が埼玉県であることを知って、天地がひっくり返るほどびっくりした。

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 大学の常勤の仕事(特任教授)を定年退職して早くも3か月半になる。非常勤講師の仕事は週2回であるので、時間はたっぷりある。その間、一番時間を費やしているのがプログラミング言語Pythonの勉強である。きっかけは、退職直前に買った本@「Raspberry Piではじめる機械学習」(講談社)と合わせて買ったRaspberry Pi3 Model B+(以降、ラズパイ)だった。

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 10年日記を4半世紀書き続けている。時間があれば同じ頃にあった大きな出来事の前後の記述を読み返す。7月の今頃であれば、2年前の腸閉塞による入院、手術から、退院後の無理な仕事によって歩けなくなったことが大きな出来事にあたる。というわけで2017年の7月から8月にかけての日記を読み返したのだが、記憶と大分ずれがあることに気づいた。

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 大学の情報倫理の講義の中で、必ず学生に意見を出してもらう課題がある。それは、「インターネット上でデマ情報が拡散するのは何故なのか。それを防ぐための方法は何だと思うか。」である。議論のたたき台として、架空の学生の意見を示す。その概要は以下の通りである。『SNSの世界では同じ考えを持つ人達がグループで固まるという状況になりやすく、グループにとって都合の悪い情報は確認しない。

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 金融庁が6月初めに公表した「高齢社会における資産形成・管理」によれば、年金だけで老後を一生暮らすのは無理で、平均2,000万円の資金が必要らしい。これが日本中で大きな議論になっているというニュースを見てびっくりした。2,000万円という額ではない。多くの人が年金だけで現在と同じレベルの生活が一生続けられると思っていたらしい、ということに対してである。それほど日本人は楽観主義者の集まりなのか?

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 マイルールという言葉を知ったのはごく最近である。意味を調べる必要すら感じず、すっと入ってきた。「座右の銘」とか「信条」とか「クレド」のように大げさなものではなく、普段の行動指針、むしろ生活習慣に近いものではないかと思われる。それであれば、私にも他の人とはちょっと違うマイルールは存在する。それらは、生活環境が変わるにつれて変わってきているはずだが、変わらないものも存在する。

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 65年前のことである。私は一年保育で幼稚園に在籍していたが、殆ど通っていなかった。今で言う登園拒否である。原因は精神面、健康面の問題が複合していたのだろうが、とにかく行きたくなかった。両親は幼稚園を止めさせることを考えたが、当時、幼稚園の卒園証書をもらうということはステータスであり、止めてしまっては後々禍根を残す、という祖母の(根拠のない)主張により撤回された。

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 最近、電車の中の広告が変わってきたように思う。かつては『週刊〇〇』や『週刊△△』のつり広告を目を凝らして読んだものだが、最近は見かけない。鉄道会社や路線によっては、空いているスペースがかなり見られる。鉄道会社の作ったマナー広告で埋め尽くされることも目立つようになった。最新の車両にあるデジタルサイネージ式の広告は同じパターンを繰り返し流すもので、どちらを見ても同じものが目に入って疲れる。

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 月末が近づいた。今月もまた、携帯会社からいつものメールが届いた。「契約のデータ容量を超えましたので、通信速度を低速にいたしました。」というものである。私は慌ててデータ容量追加申し込みをして、通信速度を戻してもらう。これを月末まで3,4回繰り返してようやく新しい月が始まる。

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 Raspberry pi(ラズパイ)を使った電子工作として今あるもので何かできないか、と探していたら、「天気予報のウェブサイトから希望する地域の天気予報を取り出して、結果をLEDの点滅で知らせる」というものが見つかった。探す、とはもちろんGoogle検索である。Pythonのプログラムもついていたので、あっという間にできてしまった。ずっと晴ればかりだったが、先日、雨を確認することができた。

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 週2回の大学での講義、機械学習の勉強、Raspberry Pi(ラズパイ)の工作をしながらPythonのプログラミングとIOTの勉強、そして、天気の良い日はウォーキング、と充実した日々を送っている(つもりである)。今日はこれをやろう、明日はあれをやろう、と考えるのも楽しい。でも、ふと、サラリーマンの習性が顔を出す。毎日会社に行き、週末に休み、夏休みの旅行を楽しみに1年間を過ごすという、あの生活パターンである。現在の生活パターンは何だか、仕事をさぼっているみたいで申し訳ない。

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 ほぼ自由に予定が決められる身になっても、連休というのはワクワクするものだ。平日と変わらないはずなのに、10日間はずいぶん色々なことをしたように思う。私の『仕事場』では、raspberry pi(ラズパイ)からキーボードとマウスが外され、ラズパイ用のカメラはラズパイ用のケースに張り付けた状態でちんまりと置かれるようになった。

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 毎月1、2回は、何らかの飲み会に参加している。殆どが学校時代の同期会や昔の仕事仲間との集まりである。だから同年代が多くなる。話題は様々だが、体の不具合に関するものもよく出る。しかし、考えてみれば、本当に体が悪ければ、わざわざ時間をかけて飲み会に出てくる気力などないはずで、集まれることこそが「元気である」証拠なのだ。

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 何といっても私の最大の喜びは長い間の懸案だった事態が解決することである。最近では、何週間もひっかかっていた、JavaのプログラムからmySQLのデータベースにアクセスできない問題を解決できたことが大きい。本当は解決できたとは言い切れない。なぜできなかったのか、なぜそれができたのか、については想像の域を出ていないからである。

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 最近、問題解決に明け暮れている。とは言っても、それほど重篤な問題でもない。多くは、趣味の域を出ないプログラミングの勉強にかかわるものである。一昨日は、もう2週間以上も悩み続けたJavaのプログラムの実行時の問題が一挙に解決した。いずれも大きな原因は、使っているフリーの開発環境やモジュール類のバージョンの不一致だが、もちろんプログラム自体のコーディングのミスもあった。

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 私は現在70歳である。昭和に40年間、平成に30年間生きてきた。長さからすれば、4対3ということになるが、感覚的には、5対2、ひょっとすると6対1のような気がする。それだけ昭和は長く感じられる。それはそうだろう。昭和時代の40年間のうちに、赤ん坊から学生、そして社会人、母親となり、それなりに一人前の働きができるようになったのだから。40歳の私は自信に満ち溢れていた。

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 大学の専任教授の定年である70歳を越えたので、居室も研究室も無くなった。そこで、『新しい仕事場』を作り、プログラミングやAIの技術などの勉強をすることにした。最近新しい玩具を見つけた。きっかけは、本屋で「RaspberryPi(ラズベリーパイ)ではじめる機械学習」というBlueBacksの本を見つけたことである。これで、LINUXとPythonと機械学習までも学べる。

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 実は、もう30年以上プログラムを書くこと(プログラミング)をして来なかった。最後に使っていたのはC言語というものである。その前はアセンブラを使っていた。いずれも、機能を決めて、まずはフローチャートを書いた。そのために四角やひし形やらのマークがくりぬいてあるプラスチックのテンプレートという定規みたいなものを使っていた。アセンブラのプログラムを書いていた時は、プログラムは紙(コーディングシート)に書いて、キーパンチャーにカードにパンチしてもらい、それをコンピュータに読みこませてデバッグをしていた。

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 「何だ、いるんじゃないの。引っ越したかと思ったのに。また新聞取ってくれませんか?」その声を聞いたときの私の狼狽ぶりが恥ずかしい。明らかに私が悪い。嘘をついていたのだから。40年以上取っていた新聞を止める理由として、一番スムーズに受け入れられるのが『引っ越し』だと思い、つい電話でそう言ってしまったのだ。確かに10秒で止められたが、まさか確認に来るとは思わなかった。正直に「電子版に変える」と言えば良かった。

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 70歳代になって60歳代までと意識が変わってきた気がする。大きな変化は、高齢者をよく見る(観察する)ようになったことである。それまでは自分よりも若い世代、具体的には40歳代、50歳代が気になっていたのだが、何となく彼女たち(彼ら)は別世界の人間に見えてきた。自分の将来を考えるためにも高齢者をよく知らなければなるまい。

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 毎年、40年以上前に一緒に仕事をした方々と集まる。私が最年少なので、全員が70歳代以上ということになる。その時出た話題に、「音楽でもスポーツでも、多分囲碁や将棋でも、3歳までに始めなければトップにはなれない」というものがあった。私は反論した。トップになれる人は遺伝的な影響などから他の人とは違うものを持っていて、それを助ける意味での早期教育は有効かもしれないが、大半の3歳児に無理に早期教育などしたら、却って悪い影響を与えるのではないか、と思ったからである。

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 自治会の役員もそろそろ任期が終わる。ゴミ収集の問題が出たときにふと昔のことを思い出した。42年前、引っ越して間もない頃である。当時の私はまだ28歳、現在の自分の子供たちよりずっと若かった。昼間(午前か午後かは覚えていない)、中高年と思われる女性から電話がかかってきた。その人は自分の住所と名前を告げた上で、「今朝ゴミ置き場で仏壇が捨ててあるのを見つけたのですが、お宅ではありませんか」と切り出した。

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 最近、「やらされ感」という言葉を知った。文字通り、仕事をやらされていると感じることらしい。何を今さら、という気がしないでもない。マンガを読みふけっている子供に「宿題やりなさい」と親が言うと、「いまやろうとしていたのに」と子供は言う。子供にとっての「やらされ感」だろう。子供が自分から勉強をしたくなるような親のふるまい方については昔から色々語られてきたはずである。

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 1年8か月前に腸閉塞の手術をした。自宅で痛みに耐えられなくなり自力で救急車を呼び入院。七転八倒の挙句2日後にようやく手術して痛みから解放され、11日で退院した。しかし、歩けなかった。左足が上がらず、足のつま先がしびれていた。それから2か月間、杖をついて過ごした。杖なしで歩けるようになっても、走れるようになるまでにさらに3か月ほどかかった。

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 3年半前に17歳目前で亡くなった愛犬は、何の芸もできない臆病者の駄犬だったが、絶対方向感覚(そんなものがあるとすれば)を持っていたと信じている。歩行が困難になってきた最後の1年に至る前の7年間位、毎週末の早朝は、2時間半ほど私と散歩した。地図など持たず、市内、および隣接する市や町までくまなく歩きまわった。

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 つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)で筑波方面から北千住に向かっているとき、流山あたりを走行中、右側の窓から白い(誰でも知っているような)山が見えた。一瞬「筑波山?なわけないよな。形が違うし、そもそも方角が違う」と混乱した。それが富士山だと認めたくない気持ちが働いた。だって千葉県から富士山が見えるなんてあり得ない。でも、あんな三角形の白い山がどこかにあったっけ。

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 これまで何度かこのコラムで書いてきたことの中で「訂正した方がいいかもしれない」と思われることが出てきた。叩かないと電源が入らず、殆どBSチャンネルしか観られないポンコツ・プラズマテレビと、立ち上がるまでに1時間以上かかるデスクトップ・パソコンについてである。この1、2か月は、テレビは電源が入らないこともなくどのチャンネルもはっきりと映るし、パソコンも我慢できる程度に素早く立ち上がるようになった。ついでに、代わりを購入済でいつでも引退できる状況にあるプリンタも仕事をしてくれている。

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 2019年の始まりにあたって、100歳を超えるまで元気に活動し続けることを誓った。とはいえ、このまま漫然と過ごしていたら、歳をとるだけで何もできなくなる可能性がある。元気に活動するためには、まず体が動かなければならない。これについては、パワースーツの着用などでカバーできる可能性は高い。それでも無理になったら、介護ロボットを雇って助けてもらおう。移動はもちろん無人のタクシーが担ってくれる。遠方なら無人の空飛ぶタクシーを使えばよい。問題はそれに使えるお金があるかどうかである。というわけで、新年から財布の紐をきつく締めている。

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 娘が有名コーヒー店のコーヒー豆をプレゼントしてくれるというので、コーヒーミルを購入した。実をいうと、私はコーヒーが大好き(というか殆どコーヒーしか飲まない)なのだが、コーヒーに関する知識は殆どなく、味にこだわりがあるわけでもない。でも、有名店のコーヒーなら、それなりに気合を入れて味わわなければなるまい。

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 1週間前(12月14日)に仕事で沖縄に行った。那覇市内で会議を終えて外に出ると、夕方6時だというのにまだ明るい。東京周辺では夕方4時半になれば暗くなってしまうので、「さすが沖縄」と何だか得した気分になった。そうは言っても、かつて広島に住んでいたときの記憶では、日の入が遅い分、朝はいつまでたっても暗かった。そこから推測するに、明日の朝は8時ごろまで暗いのではないか。それはちょっと寂しい。そんなことを考えつつホテルに向かった。

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 まったく、70年生きてきたのに知らなかったこと(と言うか、知らなかったと知ったこと)が増える一方だ。さらには、理由のわからないものの存在も多くなっている。電車に盛んに広告出している100円だか0円だかの脱毛のエステサロンはどういうビジネスモデルになっているのか。(何となく想像はつくが)。

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 我が家には、どう見ても役立たずで、普通の感覚であれば買い替えをすべきと思われる機器が2つある。ひとつは、時々叩かなければ電源が入らなくなるプラズマテレビである。最近は私の怒りにおびえたか、なぜか電源が入るようになっている。しかし、天候次第でほぼ全てのチャンネルの電波の受信ができなくなるアンテナとタイアップして、利用者(私)の満足度を著しく下げている。もう一つは、立ち上がって使えるようになるまでに1時間以上もかかるデスクトップパソコンである。

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 上野駅の在来線ホームで列車を待っていたら、前に立っていた幼女にお母さんがグリーン車の説明をしていた。その際「お席が決まっていて必ず座れる」と言っていたので、ちょっと気になった。そう言えば3年ほど前に、私の娘が小さな孫を連れて移動するのにグリーン車に乗ることになり、ホームでグリーン券を買う際に「座席番号の指定のしかたがわからない」と騒いでいたことを思い出した。

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 私が(このコラムを書く以外に)毎週欠かさず行っていることがある。94歳の母に手紙を出すことである。メールでも電話でもなく、便せんに手書きで書いた手紙を封筒に入れて、ポストに投函しているのである。土曜日の夜にその週にあったことなどを大きな文字で書き、日曜日の朝にポストに入れに行く。月曜日か火曜日か、毎週決まった曜日に母のところに届いているはずである。

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 我が家で急激に増えているものがある。人の動きを検知して灯りが点くセンサーライトである。思い起こせば、何年かおきにマイブーム的に購入、設置してきた。それが邪魔で鬱陶しくなったり、年月を経て壊れたりしてだんだん使われなくなる。そして、また必要性を感じて購入、設置するということになる。

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 毎年11月の初めに大学のまとまった休みがあるので、ひとり旅を楽しんでいる。殆ど1泊2日である。大人の休日倶楽部パスを使って運賃を3割引きにし、浮いたお金で温泉と朝食付きのビジネスホテルに泊まるのが定番になっている。安上りな旅である。去年は富山、高岡、金沢を回った。今年は仙台と松島に行くことだけ決めて、東京と松島海岸までの往復切符を買い、仙台のホテルを予約した。

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 私は目的や場所に合わせて5台のパソコンを使っている。最近そのうちの1台が、立ち上げるとすぐ(パスワードを入れる前)に「アプリケーションエラー」の表示を出すようになった。OKを押せば後は問題なく動くのだが、どうにも気持ちが悪い。そこで、エラーコードを使ってGoogleで検索してみた。案の定、というか予想通りというか、原因はすぐに判明した。フリーのセキュリティ(アンチウイルス)ソフトAをインストールしたからである。結局、仕事に影響しないのでそのままにしておくことにした。

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 大学で私が立ち上げた創造性開発研究室では、所属する各学生が持ってくる課題に対して、現状調査を行い、本質的な問題を定義し、その解決策を発想する。なぜか今期はソーシャルゲームやe-sportsなどのゲームのビジネスに関するものが多いのだが、現在の農業や流通業の抱える問題の解決、少子化対策や働き方改革に関するテーマなどもある。多様なテーマの各々について、私も一緒に解決のためのアイディア出しを行う。

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 世の中には、自分で持っているだけでは価値がないけれど他人にとっては価値のあるものは沢山ある。自分には必要のない者を他の人に譲ることによって対価を得るのは、提供する側にとっても受け取る側にとってもメリットがあり、仲介する人に謝礼を渡すのをいとわないのは理に適っている。ここで売り手、買い手、仲介業者のwin-win-winの関係が築けているわけである。私も売れるものがあれば売りたいが、残念ながら誰も買ってくれそうにもないものばかりがクローゼットを占拠しており、衣類の回収日にゴミステーションに送られるのを待っている。

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 休みの日の午後、時間があれば2時間ドラマの再放送を観ている。再放送されるということは評判が良かったということであり、いつも期待を超える感動を得ている。正直なところ、本放送よりも外れがない。殆ど全てが刑事ものである。そして大抵、刑事は犯人が立ち寄りそうなところを見張ってはいるものの、逃げる犯人を追いかけていて取り逃がしている。あちらの道を通りそうだと先回りして捕まえたケースは1度しか見たことが無い。

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 平日は大学で講義とゼミ、週末は自治会の仕事、その合間を縫って孫の保育園の運動会に行き、実家の近くの施設に入っている94歳の母を訪ねる。こうして隙間なく予定が詰まっているが、月命日の夫の墓参りも欠かしてはいない。しかしこの忙しさも来年の3月で終わる。大学は定年となり、自治会の役員の任期も終了するからである。もちろん技術士事務所は継続しているが、大学の仕事がフルタイムだったせいで営業活動がおろそかになり、事務所は大赤字が続いている。その対策は打っているのだが、新たな人脈作りはとても難しい。

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 大学は新学期が始まり、私の「創造性開発」研究室も所属学生が決まった。まずは、一人ひとりと面談して、研究テーマを決めることから始めた。共通しているのは、「自分で問題を発見すること」「その解決策を発想すること」である。それらに使えるツールは用意されているが、それを使わずに自分で探してきても良い。半年で成果物をまとめ、発表する。

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