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栄養補給と不安解消で猛暑に勝つ


2025.8.3


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 情けないほど体が疲れている。何もする気が起きない。何かをした後はさらに疲れる。これが6月から続いている暑さのせいであることは明らかだ。8月生まれの私にとって、夏こそが最も活発に動ける季節だったはずなのに。やはり老いには勝てないのか。

 ところが、7月も終わりに近づいたある日、気温は朝からぐんぐん上がっているのに、なぜか元気いっぱいの私がいるではないか。ひょっとしたら、前日に家族と一緒に食べた「鰻」か。何年も縁がなかったのでちょっと奮発したのだが、重箱からはみ出すくらい大きかった。でも、鰻を食べたら急に元気になるなんて、まるでマンガではないか。すると、他にも思い当たることが見つかった。ポイントを貯めて交換した「高級ハムとソーセージ詰め合わせ」を毎日楽しんでいたことである。やはり栄養補給が猛暑に打ち勝つ秘訣か。

 50代からずっと高血圧に悩んでいた私は、8年前、徹底的な減塩でそれを克服することができた。さらに、健康のためと糖分や脂肪の摂取も抑えるようにしてきた。しかし、最近になって考えを変えた。極端な減塩や、糖分、脂質の抑制は却って寿命を縮めるのではないか。そこで、まず暑い時期の減塩の中止から始め、糖分、脂肪の抑制も緩めるようになった。

 さて、この急な元気回復は栄養補給のお陰だけなのだろうか。その時、ずっと心にひっかかっていたものが、この2週間ほどで消えていることに気づいた。ひとつは、何とか逃れたかった「気の進まない仕事」が、ある事情で消滅することになったことである。その話を聞いたとき、飛び上がりたくなった。自分自身では何もしていないのだが。もう一つは、それ以上に大きかった。壊れていたパソコン5台を何とか処分できたことである。

 パソコンについては、ここのコラムで数年前から何度も書いてきた。古いものは10年以上、新しいものは3年以上動かなくなっていた。それでも捨てずに、WindowsからLinuxに入れ替えたりしてみたのだが、使うことなく物置に入れっぱなしになっていた。なぜ、処分しようと思ったのか。実は、そのうちの1台の内臓バッテリーが膨張してしまったからである。危険だと感じてはいた。それでもどう処分してよいか分からず、データのバックアップを取ってから緩衝材で包んで箱に詰め、物置に入れておいた。それがいつも心の中にひっかかっていた。最近、リチウム電池が膨張して爆発する事故が多発している。いよいよ怖くなり、膨張したパソコンの箱を開けてみた。幸い無事だったが膨張がさらに進んでいるようにも見えた。必死で処分方法を調べ、ようやく業者を見つけることができた。お金はかかったが、一歩も家から出ることなく、モノを引き渡すだけで済んだのは不幸中の幸いだった。

 猛暑に打ち勝つ方法がトラブル対応とは意外であるが、あながち間違いではない。問題解決は「やり遂げた感」をもたらす。ただ、この暑さでは普通の行動をするのも億劫である。「猛暑対策」を理由に山積みになっている「後回し事項」に手を付けるべきか。トラブルになる前に。でも面倒なことに手を出すのはやはり気が進まない。これは、楽しい栄養補給とセットで実施すべきかもしれない。何かひとつ行動を起こしたら美味しいものを食べるとか。そのためには、まずは美味しいもの探しだ。それならできそうだ。

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