3月の初旬、九州で仕事があり、2泊3日の旅をした。私は、陸路で行ける範囲であればできるだけ鉄道を使う。「車窓鉄」と勝手に称している。今回は博多と大分が目的地だったので新幹線と在来線を使った。この旅では思わぬ小さな発見がいくつかあった。
博多から大分までの移動は特急を使った。小倉駅で進行方向が変わるということで、乗っている人全員が立って座席を回すのには驚いた。私は連れの人にやってもらった(すみません)。さて、小倉を過ぎてしばらく行くと、「行橋」(ユクハシ)という駅に止まった。どこかで聞いたことがある地名である。しばらく考えて思い出した。もう50年位前から会っていない「年賀状のみの付き合い」の元同僚の住所が、確か「行橋」だった。郵便番号と市の名前だけで送られてくるので、何となく九州あたりだろうというイメージでいたのだが、やはりそうだった。このあたりに住んでいるのだろうか。車窓から街並みを見ながら感慨深いもものを感じた。だから年賀状は止められない。
博多では、地下鉄の移動をしたのだが、クレジットカードをタッチして乗れることを知り有難く利用した。私は通常キャッシュレス生活をしており、殆どSUICAのみで移動も買い物も済ませてしまう。ところが、旅先ではSUICAが使えないことが多く、いつも出掛ける前にお金を準備するのが面倒だった。タッチ決済できるクレジットカードが使える地方の交通機関が増えてくれば、ますますお金を持ち歩く必要がなくなる。気楽にあちこち回ることができる。ぜひ増やしてほしい。
さて、私は宿泊に「駅に近い」ビジネスホテルを使うことが多い。スー〇ーホテルとか、東〇INNとか、ルー〇インとかである。全国展開しているホテルチェーンでは、大きな駅の近くに複数の同名のホテルがあることが多い。小倉で一泊したのだが、私の泊まったホテルも複数存在した。方向音痴の私はあらかじめ地図で調べてスムーズに目的のホテルにたどり着けるはずだった。ところが、着いたところは別のホテルだった。フロントで道に迷ったことを伝えると、すぐに私が予約しているホテルを確認して、そこまでの道順を地図で教えてくれた。道路を1本間違えただけである。その理由も明確で、先に目に入った看板にひかれてそちらに行ってしまったのである。全くお恥ずかしい。
さて、ビジネスホテルには朝食バイキングがつきものである。これにはホテルチェーンによって差がある。もちろん、その地方の特産食材を使った多彩なおかずが並ぶと嬉しいものだ。でも、最近気づいたのだが、パンとコーヒーがおいしければ十分幸せになれる。今回は、余りに美味しくてパンもコーヒーもお代わりしてしまった。米どころであればごはんがおいしいと幸せは倍加する。何年か前に山形に行ったとき、朝食のごはんのおいしさに感激した。さらに、コンビニで買ったおにぎりも驚くほどおいしかった。だから旅はやめられない。
コロナが明けたころから、ビジネスホテルの宿泊費が上がって、出張が大変であると言われている。インバウンドの影響も大きい。私は個人事業主なので、安いところを必死で探す。地方にはまだ残っている。ビジネスホテルさん、これからもよろしくお願いしますね。
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コンサルティングと研修のサービスを提供します。
所長:石田厚子 技術士(情報工学部門)博士(工学)

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旅先での小さな発見
2025.3.16