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削ぎ落した先に見えてくるもの


2020.10.25


イメージ写真

 近所の100円ショップでプラスチックのトレイとまな板を買ってきた。トレイの長辺の一方を切り落とし、真ん中から2つに切って、まな板をガムテープで張り付けて完成。これは、ノートパソコンのキーボードの上に被せて外付けキーボードを乗せる台である。これで外付けキーボードを使っても場所を取らずに作業できるようになった。

 このコラムで3回目の登場となる暴走パソコンのその後である。まずキーボード入力ができなくなり、その後、キーを触ると入力が止まらなくなる現象に変わった。数時間にわたるWindows10の再インストールと外付けキーボードの利用で暴走は止められたように見えた。しかし、残念ながら問題は解決するどころか酷くなる一方で、外付けキーボードでも暴走入力が止まらなくなった。挑戦の第1段階は失敗。まだ買って2年半の(私にとっては)高価なブランド品である。諦めきれない。仕事は新人パソコンとデスクトップでできるのだが、このパソコンも何とか働けるようにしよう、と試行錯誤を続けることにした。

 挑戦の第2段階に移り、さらに2回のWindows10の再インストール、最も悪さをしているOffice365のアンインストールをした。ブラウザはMicrosoftのものをやめてGoogle Chromeに変えた。これで、外付けキーボードでの暴走入力は止まった。ネット検索とWebメールでのメール送受信はひとまず問題なくできるようになった。最初に書いた手作りカバーが役に立つ。さてこの状態でどこまで仕事ができるだろうか。

 Officeが無くなってしまったのでこれまで作ったWord、Excel、Power Pointの資料は見ることができない。もちろん作れない。そこでネットで使える無料のOfficeを利用することにした。機能は限定されているが、既存のファイルはOneDriveにアップロードして読むことができるし、修正もできる。新たな資料を作成してOneDriveに載せておけば、他のパソコンで取り出せるし、修正もできる。要するに、これまでOfficeを使ってパソコン上でやっていた仕事をクラウド上で行うということである。幸い、ハードディスクは問題無いようである。かつて作ったファイルは壊れていないし、OneDriveからダウンロードすることでデータの保存もできる。

 さて、ここからは第3段階に移る。第2段階までは削ぎ落としをすることで問題が最小限になるようにしてきた。これまでのマイナス段階をプラス段階に変えるのだ。まずは、新しいセキュリティソフトのインストール。うまくいったので、さらに別のアプリのインストールを試してみる。パソコン上での仕事が無理であることが判明したら、クラウド上での仕事にする方法を考える。10年前ならとっくに諦めていたところである。何と便利な世の中になったことか。ネットワーク社会とは不足を補いあって協調して生きる社会なのだ。

残る問題は、暴走の原因が何かがまだ分からないことである。現象だけからはハードウエア(キーボード)の問題、ソフトウエア(Office)の問題しか見えてこないが、もっと深いところに何か悪い要因が潜んでいるように思える。喉の奥に魚の骨がひっかかったような気分である。絶対に取ってやる。高齢者にはたっぷり時間があるのだ。



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