ほぼ自由に予定が決められる身になっても、連休というのはワクワクするものだ。平日と変わらないはずなのに、10日間はずいぶん色々なことをしたように思う。
私の『仕事場』では、raspberry pi(ラズパイ)からキーボードとマウスが外され、ラズパイ用のカメラはラズパイ用のケースに張り付けた状態でちんまりと置かれるようになった。ラズパイはノートパソコンからコントロールしている。カメラでビデオ撮影をしてテレビ画面で再生するために、ラズパイをテレビと連結しなければならない。それが場所を制約してしまうので問題だが、以前と比べるとずいぶんすっきりした。ここに至るまでには、様々なソフトをダウンロードし、様々な試みをし、失敗を繰り返したが、それについては書かない。ただ、テストのために自分の動画ばかりを観ていたので飽きてしまった。早く孫たちに来てもらって撮影したい。ラズパイでLEDライトを点滅させるのもやったが、小さい子に見せたら壊されそうなので隠しておこう。『仕事場』に設置したプラスチックのレールの上を走る新幹線(3種類9両)は孫のためであるが、自分の癒しにもなっている。
10日の間ずっとパソコンにかじりついていたわけではない。結構な移動と予期せぬ長時間のウォーキングをした。筋肉痛で苦しんだ期間もあったが、連休中に治ってしまった。私の移動は電車である。有名観光地に行くわけではないので、予想以上に空いていて、座れないということは全く無かった。それに、改めて思ったのだが、東京近郊の電車はスピードが速い。あらかじめルートを検索しておけば、殆ど待ち時間なくスムーズに移動できる。これに新幹線を加えれば、昭和の時代には信じられないほどの短時間でかなり遠くに行くことができる。ただし、荷物さえ少なければの話だが。
連休の最終日は、子供たち、孫たちといちご狩りに行った。近場はどこも予約が取れなかった、とかなりの遠方(のように思えた)のいちご園に行くことになった。しかし、最寄り駅まで1時間半で着いてしまった。そこから子供の車に乗せてもらい、2キロ先のいちご園に着いた。たった2キロだが歩いていくのは無理だな、とすぐに感じた。私なら絶対に迷う。それに歩道が整備されていないので歩くのは危ない。
連休最終日でもいちごは十分残っていて孫たちも満足していた。その後、広大な公園に移動し、テントを張って存分に遊んだ。帰りは、車で送ってもらうことにした。電車で1時間半の距離だが、やはり車の方が楽だと判断した。渋滞は全くなかったが、結果として3時間以上かかった。でもその間、2か所の道の駅に寄り、安い野菜を買い込んだ。かなりの重さである。孫たちは居眠りしたりアニメのビデオを観たりして静かだった。これだけは電車の移動ではできない車のメリットだろう。
結局、私のような車を持たない生活者にとって重要なのは、ラスト1マイル(約1.6キロ)である。近いようで歩くと結構遠い。歩道が整備されていない県道などは、スピードを上げた車が横を通るので怖い。そこを自動運転配車サービスなどで解決出来たら、高齢者の外出は非常に楽になる。鉄道の無い地域にはバス便を充実させることも必要だろう。
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コンサルティングと研修のサービスを提供します。
所長:石田厚子 技術士(情報工学部門)博士(工学)
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ラスト1マイルの解決が決め手
2019.05.12