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デジタル化の問題をアナログで解決


2019.04.14


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  最近、問題解決に明け暮れている。とは言っても、それほど重篤な問題でもない。多くは、趣味の域を出ないプログラミングの勉強にかかわるものである。一昨日は、もう2週間以上も悩み続けたJavaのプログラムの実行時の問題が一挙に解決した。いずれも大きな原因は、使っているフリーの開発環境やモジュール類のバージョンの不一致だが、もちろんプログラム自体のコーディングのミスもあった。どこをどう直せばよいのか、解決策の検索と試行の繰り返しで、ようやく問題の本質に近づいたということか。落ち着いて原因と思われる部分を潰していったのがよかった。などと偉そうに言っているが、「なんで解決したのか分からない」という部分も沢山あるので自慢はできない。それに次なる未解決の問題も抱えている。高齢者には時間はたっぷりあるのだからゆっくり解きほぐしていくことにしよう。

 このようにパソコンにかじりついている時間が長いと、当然別の問題も生じる。実は、2週間以上前から腰の痛みに悩まされて来た。これが不思議なことに、家事などの立ち仕事、歩行には全く問題がない。だから誰に気づかれることもないし、外出しているときは腰の痛みなどすっかり忘れている。しかし、椅子に座ってパソコンに向かったり、テレビを長時間観たりした後に立ち上がろうとすると歩けないほどの痛みである。寝ているときは仰向けになることすらできず、当然寝返りも打てない。明日になれば治っているかも、と思いながら2週間が過ぎて、遂にア〇ゾンでゴム製の腰ベルトを買った。これを寝ているとき、外出するとき以外ずっと腰に巻いていたら、劇的に腰痛は改善した。姿勢の悪さが原因だったのだ。つけていると気分が良いので続けるつもりである。

 デジタル化の時代でもアナログな問題解決は残る。特に身体にかかわることはそうである。姿勢が悪いことが原因なら姿勢をよくしなければならない。生活習慣病の対策をするなら生活習慣を変えるしかない。でも他にもあった。不要なもの解約である。

 年度が変わって新しい生活が始まり、元号も変わる。この機会にと、様々なところから大量に送られてくるメルマガの配信停止を決意した。これはwebからスムーズに行えた。もうひとつ、かなり前から気になっていたクレジットカードの解約を行うことにした。これはいつ契約したのか覚えていないほど古く、全く使っていなかった。しかも年会費まで取られていることが最近判明した。解約方法をネットで検索したところ、電話をかければすぐにできそうだった。早速、指定された番号に電話をかけたところ、自動音声でカード番号とパスワードを要求された。カード番号はカードに書いてあるがパスワードなど覚えていない。他のカードで使っているものを入れてみたがはねられた。もうだめか、永遠に年会費をとられ続けるのか、と思ったが、ダメもとでいい加減な数字を入れてみたら何と通ってしまった。電話がつながり、解約はスムーズに行えた。それにしても何十年も年会費を取られ続けていたなんて信じられない。この先認知症になったら様々な問題が起きそうである。

 デジタル化の時代、何かを始めるのは簡単だが、問題が起きたときには、アナログな解決策しかないことも多いので気を付けよう。身体も脳も大切にしなければならない。



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